第1回大会

#3 興奮のあまり絶叫してしまいました(笑)

ニノ(ぼんじょび)さん28歳

—— ニノさんは個人参加制度を使ってエントリーされ、チーム”Upsession”(アップセッション)のリーダーも務められました。エントリー時には所属しているチームも特になかったようですが、DICに参加されたきっかけを教えてください。

最初はツイッターで募集を知りました。自分は会社の同僚たちと公式大会DJCに出場したことがきっかけでDBD大会の面白さを知りました。それまでは気心のしれた同僚たちと遊ぶだけのエンジョイ勢だったのですが、元々自分は向上心が強いタイプなので、勝利という目標に向かって努力して強くなっていく大会の魅力にすぐにハマりました。ただ、同僚たちは公式大会に出たことで満足したようだったので、その後の別の非公式大会には既存のチームに混ぜてもらったりして出場していました。DICの募集では個人参加でも申し込めることを知り、チームに所属していなかった自分でも気軽にエントリーできるのですぐに応募を決めました。

—— 個人参加チームは、大会運営による公開抽選会の生配信でメンバーが決められました。全員初めましての状態だったと思いますが、チームはどう打ち解けていきましたか。

まず、個人参加チームのメンバー編成や予選ステージの対戦カードを、公開で抽選していただいたことがとてもよかったと思います。ブラウザの抽選機能を使って生配信で抽選をするので、「大会運営が恣意的に組み合わせを決めているかも」という疑念を持たれないよう公平さを重視していたので安心して参加できました。

メンバーが決まると、運営からリーダーに指名された自分がすぐにツイッターのグループDMを作ってその日のうちにボイスチャット(VC)で集まって自己紹介の挨拶もできました。みなさん明るくてコミュニケーションがよく取れる人たちばかりで本当によかったです。個人参加制度は、既に人間関係ができあがっているチームと違って公開抽選会からがスタートなので、どうしても1人1人のプレースタイルやモチベーション、プレースキルに差があるのは仕方がないことです。それでも、みんな「大会に出たい」という気持ちがあるからエントリーした訳であって、あとの隙間はリーダーである自分が調整していい雰囲気のまま当日を迎えることに尽力しました。

公開抽選会から予選当日までの間は週2回ほど全員で集まって練習しましたが、VCでもプライベートの話まで気軽に話せるようになっていきましたね。

—— 個人参加チームとして思い出に残っていることはありますか。

実は予選ステージに出場したメンバーの一人が、決勝ステージの延期に伴い出場できなくなってしまったんです。決勝ステージは別のメンバーのフレンドさんに急遽入ってもらったのですが、予選ステージで共に戦ったそのメンバーが決勝ステージ当日もツイッターでチームに向けた応援メッセージを寄せてくれて……。「一緒に戦っているんだ」という気持ちになって胸が熱くなりましたし、個人参加のチームでもここまで”仲間”になれたことが本当に嬉しかったです。

あとはやっぱり、決勝ステージ3位決定戦でゲート開放後に仲間が決めたストライク(決死の一撃)ですね。あのシーン、ストライクを決めたメンバーはいつも別のパークを付けていたのですが、それまでの試合でトンネル(フック救助された直後にキラーに狙われること)されやすい傾向があったので、最後の試合だけストライクを付け替えていたんです。最後の最後でストライクが決まって2人脱出でき、興奮のあまりいいおっさんたちが思わず絶叫してしまいました(笑)。試合には負けてしまいましたが、「このメンバーでよかった」と心から思った瞬間でした。

【音量注意】3位決定戦でストライクを決めた直後のクリップ動画。個人参加チームとは思えないほど打ち解けている雰囲気が印象的だ=ニノさん提供

——個人参加チームでは唯一、決勝ステージ進出を果たしましたが、準決勝の試合を前にチーム内の雰囲気はいかがでしたか。

予選ステージ、準々決勝と相手チームの失格と不戦勝が重なり、普通に勝ち上がったわけではなかったので、逆に「失うものはなにもない」という気持ちでした。「ここまできたらやるしかない。せっかく出たから楽しもう」という雰囲気がチーム内にありました。結果は負けてしまいましたが、やることを出し切って完全燃焼できたので、試合直後もすがすがしい気分でした。負けたのに不思議ですが、「DBDの大会って本当に面白いな」と、しばらくは楽しかった大会の余韻に浸っていましたね。仲間のみんなには本当に感謝しています。



—— 公式大会の出場経験者として、「公式大会の疑似体験、追体験」をコンセプトにしているDICに出てみて感じたことはありますか。

ルールは公式大会と同じなので、そこの戸惑いはありませんでした。サバイバーは鍵以外のアイテムが持ち込めて呪術トーテムの破壊制限もなく、使用禁止パークもない。キラーもウルトラレアアドオンと、ベリーレア2つ使い以外であればどのアドオンも使用OKという点もこのルールの特徴なので、キラー・サバイバーともに戦略が多岐にわたり、対策をしないといけないことや考えなくてはいけないことも増えると思っています。個人的には、このルールの中でどう戦うかを考えるのが好きなので楽しかったですね。

あと、公式大会に出場された方にしかわからない話ですが、DICの大会discordサーバーが本家そっくりなんです!(笑)細分化して整理されたスレッドの名前や試合手順をまとめた表、対戦カードとマップ区域、試合日時などをまとめた表も公式大会の形をベースに、さらに改良されているのがわかりました。どちらのチームが先にマップ指定を行うか抽選する時には、「!toss」と打ち込むとコイントスが自動で行われるdiscord botも忠実に再現されていて、公式大会の懐かしさとDIC運営のこだわりを感じました。これは大会運営陣が公式大会出場経験者たちだからこそできる再現ですね。DICは次の公式大会の予行練習の場にもなるなと感じました。

—— つい半年前の公式大会出場を機にDBDの大会シーンにすっかりハマったニノさん。DBDの大会に出場することの面白さとはズバリなんでしょう。

1人で公開マッチに行く「野良プレー」では経験できない”競技性”を味わえることですね。「たかがゲーム」と言う人もいるかもしれませんが、大人になっても仲間と勝つ喜び、負ける悔しさを共有する時間はまさに青春そのものです。雰囲気は学生時代の部活動に似ているかもしれません。自分の実力を試してみて、弱いところ、足りないところを反省して成長していく。次の試合でチェイス時間が少し延ばせた時、ダウン位置がよかった時、いいタイミングで救助ができた時、そうした小さな成長を積み重ねて着実に上達していると実感できるのが大会という場であり、成長を実感できた時にやりがいと面白さに武者震いするような感じです。

大会を通じて知り合いや仲間が増えていくのも、オンラインゲームならではの楽しさの一つです。DBDの大会に少し興味があるという方は、個人参加制度もあるDICへの出場を通じて新しい経験をしてみてはいかがでしょうか。

(聞き手 ここしょー)
※年齢(年代)は取材時点のものです

答えてくれた人
ニノ(ぼんじょび)さん

2019年12月頃にDBDデビューし、総プレー時間は約2000時間。PSユーザーで、公開でのプレー割合はサバイバー:キラー=9:1。2021年6月下旬にDICを運営するチームzooの追加メンバー募集に応募して新規加入し、次回大会からは運営側に回ることになっている。ブレイクダンスを約13年続けるなど、自他共に認める凝り性はDBDでも健在だ。Youtube ぼんじょび




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