みなさんこんにちは! ここしょーです。
この記事では、ゲーム大会の運営を強力に支える「大会ホームページ」の制作と、その効果についてつづってみたいと思います。

この記事を書いたきっかけは、様々なゲームタイトルのイベントオーガナイザーが集い、持ち回りで大会運営に関する体験談や考察などを寄稿する「こみゅリポ Advent Calendar」という企画にお誘いいただいたためです。

12/1〜25日の期間中、毎日1人ずつ記事が公開されます。ゲームタイトルは違えど、同じ大会主催者や技術スタッフの方々の考え方や工夫などを知ることができるので、以下のリンクから是非覗いてみてください!

こみゅリポAdvent Calendar 2021 Advent Calendar 2021⇒https://adventar.org/calendars/6516

ここしょーは、前日8日の記事を担当された「オチャを?」さんからバトンを引き継ぎました!

(引用元:https://note.com/ochawo/n/n079a0da694b1)

静岡県沼津市でスマブラSPのオフライン大会を主催されているとのこと!! オフライン大会はオンラインよりはるかに大変だと思うので本当にすごいですね…! こちらから読めますので併せてどうぞ!→ https://note.com/ochawo/n/n079a0da694b1

ここしょーとは何者か

さて、改めて簡単に自己紹介させていただきます。
私は、サバイバルホラー対戦ゲーム”Dead by Daylight(DBD)”のオンライン大会を主催しています、ここしょーと申します。

DBDは2016年にリリースされたオンラインゲームで、現在はPC(Steam, Stadia, Epic Games)とCS(PS, Nintendo switch, Xbox)で提供されています。最大の特徴は4vs1の非対称性にあります。非対称対戦型のDBDは勝敗条件があいまいで、競技性をどう持たせて大会運営をしていくか、リリース当初から試行錯誤しながら先人のファンらによるコミュニティ大会がいくつか運営されてきました。

そんな中、2020年2月、世界初の公式大会が日本で開催されたのです。

(引用元:https://djc2021.deadbydaylight.com/)

(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=DBZz3boaugc&ab_channel=DeadbyDaylight)

DBDのコミュニティ大会の存在を知らなかった当時の私は、このゲームタイトルでの大会というものに興味をひかれ、twitterでチームメンバーを募って出場しました。この経験がとても衝撃的でした。友達と普通にプレーしていたそれまでの1年間、こんな熱狂したことはいまだかつてありませんでした。ただ、次にまた日本でいつ公式大会が開かれるかはわかりません。そこで、「公式大会を追体験、疑似体験できるような場を作ろう!」と決断。2021年6月、第1回大会”Dead by daylight Informal Championship(DIC)”を開催し、11月には第2回大会ながら、2日間で再生回数計7.6万回、最大同時接続数は2日目に3300人以上を達成しました。

▼今大会では、Twitter APIを活用して大会への応援ツイートを画面表示させる取り組みも行いました

▼試合と試合の間には公式ティザームービーを流し、待ち時間も楽しめる工夫をしました

▼試合中のリプレイ挿入は、25日に記事を担当されるユーキさんの記事をめちゃくちゃ勉強して導入しました

大会HPを用意するメリット

実は、今ご覧いただいているこの記事も、大会HPのいちコンテンツとなっています。

大会の告知や選手の募集をする際、twitterなどのSNSで発信することも多いと思います。実際、SNSは鮮度の高い情報の発信や収集に優れているため、情報解禁の際やPRのテコ入れ、試合結果速報や視聴者の生の声を拾うなどの活用方法に向いています。

一方、大会HPを用意することのメリットは、例えば以下の点が挙げられます。

大会HPを作るメリット

①大会ブランド価値の創出
②企業案件の窓口機能強化
③大会コンテンツの充実
④大会アーカイブ機能強化
⑤広告収入

一つずつ見ていきましょう。

①大会のブランド価値創出

ホームページデザインのクオリティとコンテンツの充実度に比例して、「この大会はまるで公式大会のようだ」「運営がしっかりしていそうだから参加してみたい」というブランド価値(≒信用力)が高まります。大会HPをブラッシュアップすることは、エントリー数の確保や大会の信用力向上に大いに資すると感じています。

②企業案件の窓口機能強化

法人ではなく任意団体として運営している大会の場合、問い合わせ先が「twitterのDMだけです」では企業からの声掛けを得るのは難しいでしょう(スタートアップ段階では特に)。ですが、大会HPに「お問い合わせフォーム」を設置していれば、企業側も比較的容易に問い合わせがしやすくなります。実際にDICでも、第1回大会の開催直前に、あるPR会社様から問い合わせをいただきやりとりすることがありました。

出演者の知名度も開催実績もない大会に、いきなり「協賛したい」とメーカーなどから直接問い合わせが来ることはあまり現実的ではありませんが、そうした企業から依頼を受けて販促施策を考える立場にあるPR会社の方から連絡が来ることもあります。その際に大会HPは活きてきます。

③大会コンテンツの充実

大会HPは、いわばオウンドメディアです。主催者が発信したいと思うコンテンツを、自由な裁量で掲載することができます。

DICでは、「大会に参加してみたいけど参加経験がないから不安」という人の判断材料となる記事や、「大会で盛り上がったあのシーン、選手はどんなことを考えていたんだろう」といった視聴者の好奇心に応える記事を「出場者インタビュー」という名で掲載しています(画像を当該ページにリンクさせています)。

大会終了後1週間くらいまでを目処に、主催者側で出場選手を複数人ピックアップし、discordの通話で取材して記事化します。質問事項には、twitterなどで多くの視聴者が気になっていることや試合の疑問点などを収集して参考にしています。

このほか、様々な主催者が開催しているDBDのコミュニティ大会を独自集計してカレンダーで一覧表示する「DBD大会カレンダー」もリリースしました。これまでは主にtwitterで各々が出場者を募集するだけで大会情報が散逸していたところを、可能な限り集約して提供しています。

また、大会のFAQや運営スタッフの紹介、スタッフ応募フォーム、協賛の案内なども設けています。

自由な発想でニーズに応じたコンテンツを好きなように発信できる自分の媒体を持つことは、主催者にとって大きな強みになります。情報が流れていくSNSだけではできないことも可能にするのが大会HPです。

④大会アーカイブ機能強化

大会を「開いたら終わり」にしないのが、アーカイブ機能です。

配信プラットフォーム上に試合動画を残すことに留まらず、開催日時、採用ルール、出場選手リスト、試合成績、賞品などを大会ごとに並べてストックしておくことまでを含みます。

視聴者は熱狂した視聴経験の余韻を反芻する機会に、選手は過去大会のリサーチに、そして対外的には大会の歴史を刻むことで信用力の醸成に寄与する機能を持つ重要なコンテンツといえます。

⑤広告収入

最後は広告収入です。自分の媒体を持って、そこに多くの方が見に来てくれるなら、広告を入れて少しでも運営経費を捻出しない手はありません。

最初は月に数百円〜数千円程度でも、良質なコンテンツをストックし続けていけば、それは瞬間風速的な収入ではなく「資産」としての継続収入源となります。

広告掲載できる条件や審査などがあるため最初は取っ付きづらいかもしれませんが、Youtubeの収益化に比べたらはるかに条件は緩いのでおすすめです。

↓これです


大会HPを作るには

もし出場選手や視聴者にとってモチベーションが上がるようなかっこいいHPを作りたい場合、WordPressというサービスをおすすめします。

WordPressの主な特徴は以下の通りです。

WordPressの主な特徴

①自由にデザインをカスタマイズできる
②プラグインが充実していてインストールするだけで様々な機能を搭載できる
③ユーザーが多く、問題解決方法の説明がネット上に豊富にある
④無料

配信ソフトでOBSを選んでおけば間違いないと言うように、HPはとりあえずWordPressを選んでおけば間違いないと言っても過言ではありません。ググれば解決方法が出てくることが多いです。

世の中には、「はてなブログ」や「note」、「アメブロ」など様々なブログサービスがあります。デザインにあまりこだわらず、大会情報の発信やアーカイブ機能のみでいいという場合は、こうしたサービスを利用するのも手っ取り早いでしょう。

一方で、例えば「アメブロ」では広告収入を得るコードを貼り付けられないなどの規約があります。カスタマイズの制約や収益化を考えると、やはりWordPressがおすすめです

WordPressを使うためには、独自ドメインの取得(.comや.jpなど)と、レンタルサーバーの契約(エックスサーバーやロリポップなど)が必要です。WordPressの利用自体は無料ですが、ドメイン費用とサーバーレンタル代が契約にもよりますが年間で1万円弱かかります。最初は投資になりますが、広告収入を月800円も計上できればペイできる計算なので、ここはそれぞれの判断になると思います。

なお、広告収入を得るための代表的な仕組みが、Youtubeパートナーシップと同じGoogle Adsenseです。アドセンスの広告をブログに貼るための審査も調べればたくさん記事が出てきますのでそれらに譲りますが、「エログロなどを避けて10記事書いて申請したら通った」という体験談が複数あるなど、youtubeに比べたら基準は容易です。

いずれにしてもWordPressでブログを開設すること自体は容易ですし、ネットに方法もたくさん載っていますのて、気になる方はぜひ色々調べてみてください。

かっこいいデザインは有料テンプレで

WordPressはユーザーが多いので、イチからコードを書いてデザインしなくとも、無料/有料のデザインテンプレートがたくさんあるのも特徴です。

無料でもそれなりに作り込まれたテンプレートかありますが、有料のものはコーポレート感が出せたり機能が充実していたりするものが多いです。ブロガーに人気のテンプレート(SANGOなど)を選ぶと、ユーザーが多いため使い方を説明しているブログなども出てきますが、その分差別化が図りにくい欠点もあります。

ここしょーのおすすめは、TCDというサイトです。自分はSEでもなければプログラミングの技術もHTMLとCSSを少しかじったくらいの素人ですが、そんな普通の会社員でも簡単に使えながらデザインがめちゃくちゃかっこいいテンプレートばかり販売しています。

ちなみに、このHPは”DROP”というテンプレートを利用しています。デザインがかっこいいだけではなく、機能性も十分なのでクオリティの高いHPが比較的簡単に作れます。

ほかにもいろんなデザインが用意されているので、見ているだけでも楽しめます。

外注する選択肢も

「ココナラ」などのスキルマーケットには、HP制作代行などの出品もよくあります。HP制作は工数が多いので外注するとそれなりに費用がかかります(数万円〜)が、全てプロに任せてしまい、浮いた時間を別の準備に充てるという選択肢もあります。

おわりに

大会HPがなくてももちろん大会を主催することはできますが、主催者にとって非常に強い味方となってくれるのが大会HPという媒体です。「有名ストリーマーに寄稿してもらおうかな」「大会のオリジナルグッズを販売するEC機能を備えようかな」などなど、自由な発想で魅力的なメディアに育てることも可能です。

これから大会の主催を始めるから何かインパクト(話題)がほしい。大会の開催規模が大きくなってきた。もっと大会の信用力を上げたい。こうしたことを考えている方にとっては、「大会HPを作るという選択肢もありますよ」ということをお伝えできたらなと思います。

明日は「オレペコ|ANOTHER」さん、テーマは「オンライン大会開催までのロードマップ」ということで、楽しみにしながらバトンを渡したいと思います!引き続きお楽しみください!

こみゅリポAdvent Calendar 2021 Advent Calendar 2021⇒ https://adventar.org/calendars/6516


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